メッセージ

軽井沢国際音楽祭2019

当音楽祭は、2002年のKaruizawa & Music をスタートに、18年目を迎える音楽祭です。 国内外で 活躍するアーティストを迎え、 世界的避暑地である軽井沢で音楽のある素敵な夏の 過ごし方を ご提案してまいりました。軽井沢国際音楽祭2019は、軽井沢大賀ホールでの2日間を舞台とし、室内楽、 オー ケストラ公演を中心とした プログラムをお届けいたします。

8月31日、土曜日は音楽監督である横川晴児を中心にNHK交響楽団メンバーとの室内楽の公演をお届けします。

モーツァルトの名曲中の名曲といわれるK.581のクラリネット五重奏とは別に もうひとつ存在する「アレグロ」を、そして、モーツァルトの作品と肩を並べるブラームスの クラリネット五重奏曲をプログラムの軸におき、そこにシュニトケのユニークなヴァイオリン二重奏作品や きわめて繊細で美しいメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲をお届けします。
モーツァルトとブラームス…今回のメインビジュアルにも描かれている二人の作曲家の トリックは翌日のフェスティバルオーケストラにも続きます。

9月1日、日曜日は毎年恒例の「フェスティバルオーケストラコンサート」。

音楽祭アーティスト、首都圏のアマチュア奏者が一堂に会するこの音楽祭名物ともいえるフェスティバルオーケストラは、 音楽を楽しむものに垣根なしの軽井沢国際音楽祭のス ピリッツが集結しています。
今年はプラハからピアニスト、ミロスラフ・セケラ氏を迎えてブラームスのピアノ協奏曲第2番をお届け致します。 このミロスラフ・セケラ氏は、かの有名な映画「アマデウス」で子役時代のモーツァルトを演じたという 異色の経歴を持つ演奏家、しかしながらその後、2002年のブラームスコンクールで第1位に輝くなど 活躍されています。子供時代のモーツァルトとブラームスのトリックの答えはここにありました。初秋の軽井沢にぴったりであろう、ブラームスの交響曲第4番とともに 深く味わう作品を揃えました。

猛暑、酷暑と言われる夏が続いてはおりますが、やはり緑のある軽井沢の夏は まだまだ清しさがあります。ぜひ、夏の終わりに、風薫る軽井沢で皆様と お会いできますことを心より楽しみにしております。