2018.08.31
軽井沢国際音楽祭2019 室内楽コンサート 横川晴児と仲間たち
もうひとつのクラリネット五重奏曲
おかえりなさい!横川監督! 昨年は闘病中で出演の叶わなかった軽井沢で 拍手の鳴り止まないコンサートとなりました。
予定外にブラームスクラリネット五重奏曲第2楽章を途中からアンコールに…
モーツァルトの愛らしいもうひとつのクラリネット五重奏曲にはじまり、 笑っていいの?と思わず戸惑ってしまうようなシュニトケの2つのヴァイオリンのためのMOZ-artでは、近藤さんと山岸さんの役者ぶりが光りました!皮肉めいて、可笑しくて、えぐいような怖さのあとに、極めて、敬虔なメンデルスゾーンの音楽。
メンデルスゾーンのこの曲は この4人のこのホールでの演奏が ピッタリに違いないと選ばれた作品。
精緻でロマンティックなバッハ、ベートーヴェンをなぞる若きメンデルスゾーンの作品が 大賀ホールいっぱいに美しく響きました。
そしてブラームスのクラリネット五重奏曲。 生きるがゆえの様々な思いや悩み、憂い、ほのかな憧れ、慈愛、たくさんの思いがこめられた、 素晴らしい演奏会となりました。
お客様のあたたかな拍手が全てを物語っておりました。
写真左から
近藤薫さん、中村洋乃理さん、横川晴児監督、山岸努さん、宮坂拡志さん。